相談事例 創業融資をご検討の場合(神戸ゆう税理士事務所)
事例紹介 創業融資をお考えのお客様
はじめに
独立へ向け行動するということで、経営相談のご依頼を受けました。決意と未来へのビジョンはしっかり持っており、具体的にかなり詰めている状態でした。経営相談では専門家の視点からのコメントと実行のタイミング=資金調達がポイントになりました。
経営相談の流れ

お問い合わせ
お電話口では具体的なお答えはしないように心掛けています。
不十分な情報からのアドバイスは結果的に
誤った認識を与えてしまうことがあります。
良い面談ができるように、お客さまの状況を伺うことに徹します。
事業計画書の記入依頼
お電話からも、とても具体的なビジョンをお持ちでした。
同時にそれを実現するには資金調達が不可欠と分かりました。
資金調達先と調達方法を練りつつ、
事業計画書の一部の記入をお願いしました。
事前にそこまでお願いすることは稀なのですが、
融資はタイミングが左右する面もあったからです。
調達先へ事前照会
事業計画書を受け取り、資金や売上計画や業種から、
金融機関の担当者へ匿名でおおよその融資額や金利を照会。
面談時に備えます。
経営相談
とても誠実な印象で人柄も良かったです。
是非サポートしたいという気持ちになりました。
相談の主なテーマはやはり融資に。
事前資料からのおおよその条件を伝えます。
そして、お話の中で融資に有利になる材料を幾つか入手
金融機関にオープンで融資交渉をする了解を得ました。
金融機関への折衝
当事務所担当の融資担当者に折衝。
その中で融資プランの調整と具体的に必要な金額を伝えます。
話を重ねるうちにある特定条件を満たす者が受けられる融資で進めることがベストと結論に。
面談・(契約)
必要とする融資額を満たす調達と、当初より低い金利で借りられる可能性を提示
本人の承諾で顧問契約を締結。調達へ向けて具体的に動きます。
そして結果は・・・
固定金利1.1%で希望額の融資の獲得に成功
契約から融資可能の内定を受けるまで10営業日ほどと短期間で目処がつきました。
審査の面談は当事務所にて私も同席で行います。
和やかにホームで面談を受けることができたと思います。
特に数字の絡む部分は私もフォローしながら進めていきました。
何より、事前に弊所を介して大筋の話はついているのでリラックスして面談に臨むことができたと思います。
ご自身で資金調達をする場合は、
お独りで金融機関へ出向き、そこで書類を渡し、初対面の担当者の審査を受けます。
事業に関する計画の質疑は経営や会計用語も入り混じり緊張を更に高め、
後でああ言えばよかった・・・と後悔する声も聞きます。
今後は顧問税理士として税務や会計の監査を行いつつ、
お客さまの夢の実現に向けて経営全般の支援することを継続させていきます。
おわりに
以上が一連の流れになります。
資金調達は、相談の多いテーマの一つですが、比較的スムースに進んだ事例を紹介しました。
融資はとても難しく、同じ人が同じ状況で申し込んでも融資の条件は時と場合によって違ってきます。
今回は内定段階から有利な条件が出されており、事例だけを見ると終始順調に見えますが、
最後まで決して油断することはできません。
実際に、内定段階から物件や設備投資の支払いに動こうとしたお客さまを
融資の決定まで待っては・・と留めた経緯もあります。
実行までの期間が短いのも、銀行へ出向き一人で初対面の担当者と面談しなくていいのも、
融資担当者と繋がりがある税理士事務所ならではのメリットと言えると思います。
当事務所は、経営革新等認定支援機関でもあるので、
一般では受けられない制度や金利の優遇などのメリットもあります。
ですが、私の考えるサポートは、融資でも節税でも助成金でもありません。
経営者と数字で対話し問題点を抽出、その答えを用意すること。
経営者と本気で向き合う。数字経営。
それが、私の考えるサポートです。